「丸の内OLレイナ」は、清楚な会社員が出勤前に秘密の写真を投稿する――そんな背徳的な物語から生まれた。けれど、本当の彼女は架空のOLという一言には収まらない。文章を書き、人物像を設計し、YouTube登録者83万人まで名前を広げ、顔を隠したまま熱狂を生み、やがて自ら配信サービスを運営する側へ回ったクリエイターであり経営者だ。
この記事では、生年月日や出身地だけでなく、幼少期、大学中退と上京、売れないブログ時代、ブレイクの仕組み、YouTubeチャンネル消滅、素顔解禁、写真集、SNS戦略、現在の活動、そして有料作品がなぜ気になってしまうのかまで、本人インタビューと公式資料を軸に一本の物語としてたどる。
- 活動名
- 丸の内OLレイナ
- 生年月日
- 1995年3月22日
- 年齢
- 31歳(2026年9月時点)
- 出身地
- 岡山県
- 身長
- 162cm
- 血液型
- B型
- 趣味・特技
- アニメ・けん玉
- 主な活動
- クリエイター・経営者・プロデューサー
- YouTube
- 登録者数 一時83万人超
- 公式SNS
- X @reina03280328 / Instagram・TikTok @reinapanty2
まず3分でわかる、丸の内OLレイナという人物
丸の内OLレイナは1995年3月22日生まれ、岡山県出身、身長162cm。2026年9月時点で31歳。YouTubeでは一時83万人を超える登録者を集め、2024年にデジタル写真集『Unveil』で長く隠してきた素顔を本格解禁。2025年には続編『Reveal』を発売した。現在は出演する側だけでなく、大人向けライブ配信サービスの運営や女性クリエイターのマネジメントにも活動を広げている。
いちばん重要なのは、彼女が「たまたま刺激的な投稿で当たった人」ではないこと。無料投稿で興味を引き、文章で日常を想像させ、もっと知りたくなった人だけを深いコンテンツへ案内する。この流れを何年も前から自分で作っていた。色気とマーケティング、演者と経営者、虚構と素顔。その両方を同時に持っているのが丸の内OLレイナだ。

基本プロフィール|年齢・出身・身長・公式SNS
生年月日は1995年3月22日、出身は岡山県、身長は162cm。商業プロフィールでは血液型B型、趣味はアニメ、特技はけん玉と紹介されている。公式SNSは、X「@reina03280328」、Instagram「@reinapanty2」、TikTok「@reinapanty2」。写真では柔らかな表情が目を引くが、活動歴をたどると、企画・執筆・集客・サービス運営まで自分で組み立ててきた行動派の輪郭が見えてくる。
「丸の内OL」は本名でも勤務先でもなく、本人が作ったキャラクター名だ。2024年の週プレ取材では、清楚なOLが密かに大胆な一面を見せる設定から生まれたことを本人が明かしている。つまり、名前そのものが最初の作品だった。
幼少期|祖母に育てられ、早くから自分で生きる感覚を持った
2026年の本人インタビューでは、小学1年生の頃に両親と離れ、祖母のもとで育ったと語っている。幼少期の記憶は断片的で、中学生になる頃から「自分で強く生きたい」という感覚が強くなったという。
中学時代には、本人が「パパ活」と表現する年上の人々との交流もあった。ただし本人の説明では、会う場所はファミリーレストランなどで、食事や衣服を支えてもらう疑似家族のような関係であり、身体的な関係はなかった。刺激的な言葉だけが独り歩きしやすい話だが、本人にとっては両親への憧れや、誰かに頼り切らず生活する方法を探した経験だったようだ。
小中学生時代はバスケットボールに打ち込み、高校へはスポーツ推薦で進学。高校ではゴルフ場のキャディとして働き、経営者層と接する経験を重ねた。「普通ではない場所へ行きたい」という欲求は、この頃からすでにあったと振り返っている。
大学はわずか1週間。18歳で片道切符を手に上京
大学には学費全額免除の特待生として進学した。しかし在籍はわずか1週間。合格そのものが目標になっていたと気づき、「これからは実技でいく」と決断した翌日に東京へ向かった。住居も仕事も決まっていない、片道切符だけの上京だった。
思いついたら翌日には動く。この極端なまでの決断速度は、その後も変わらない。YouTubeを集客メディアとして使ったことも、ライブ配信サービスを自分で作ったことも、迷いながら準備するより、まず仕組みを作って動かす姿勢から生まれている。

売れないブログから「丸の内OLレイナ」誕生まで
18歳で上京した頃はアフィリエイトが伸び始めた時期だった。パソコンを買い、睡眠や食欲など一般的なテーマのサイトを作ったものの、本人によれば収益は月5万円ほど。文章を書くことは好きでも、読まれなければ続ける面白さがない。その壁を破るために、最後に残った人間の欲求として「性欲」に目を向けた。
そこで作ったのが、「丸の内で働く清楚なOLが、刺激のない日常を変えるため、出勤前に自分の下着を投稿する」というキャラクター。丸の内は実際の勤務先ではない。清楚で知的な会社員像を一瞬で伝える舞台装置だった。
露出だけなら一度見て終わる。レイナは投稿に生活の続きを持たせた。平日の朝8時に更新し、月曜日は少し気の抜けた下着、週末を控えた金曜日は勝負下着といった具合に曜日ごとの気分まで変える。読む側は写真だけでなく、「今日は誰かと会うのか」「昨日の続きはどうなったのか」と、存在しない彼女の日常を待つようになる。彼女が売ったのは一枚の画像ではなく、翌朝も開きたくなる連続ドラマだった。
文章が先、写真は想像を加速させる装置
本人は人と話すより文章のほうが気持ちを伝えやすく、ライター資格も持っていたと語っている。月曜から金曜まで休まず、3〜4年にわたり大量の記事を書いた。ここに、同ジャンルの発信者と決定的に違う部分がある。
写真が結論ではない。文章で場面を作り、写真で温度を上げ、見えない部分を読者自身に補わせる。マスク、会社員設定、朝の更新、下着、続きのある物語。すべてが想像の余白として働く。素顔を見せるようになった現在でも、相手や場面のすべてを説明し切らず、見る側を物語の中へ入れる作り方は残っている。

SNSごとに役割を変えた、早すぎるメディア戦略
2021年のインタビューで、レイナはSNSを同じ投稿の転載先として使っていなかったことを明かしている。YouTubeは動画単体で完結させず、ブログの続きを気にさせる入口。XはYouTubeより刺激の強い内容と拡散を担う中継点。Instagramは女性ファンや美容案件も意識した比較的クリーンな顔出し媒体。TikTokはより軽い趣味的な発信。それぞれに別の仕事を持たせていた。
当時の本人申告では、フォロワーの男女比もInstagramはおよそ半々、YouTubeは男性7割、Xは男性8割。自分が出したいものより、その場所にいる人が見たいものを優先し、流行している企画に自分の強みである色気を足す。この観察力が、刺激だけでは終わらない広がりを作った。
YouTube83万人|広告収益ではなくファンになる入口
YouTubeへの投稿は2017年頃から本格化。マスク姿の謎めいた女性が、ぎりぎりを攻める企画を見せる動画は急速に広がり、登録者は一時83万人を超えた。2019年にはライアートプロモーションとZEROがSNSプロモーションの専属代理店契約を発表している。
ただし本人は、YouTube自体を大きく収益化するより、有料ブログや作品へ興味を持ってもらう入口として使っていたという。概要欄から大人向けサイトへ直接つなぎにくいため、Xを経由させる。そこで少し強い表現を見せ、さらに深い内容を求める人が単品動画を試し、気に入れば月額会員になる。現在では珍しくない導線だが、レイナはかなり早い段階から設計していた。
有料作品は「まず1本」、ハマった人は月額という考え方
レイナは有料コンテンツを、単品購入と月額会員の二段階に分けていた。初めて来た人は「この人はどんな人なのか」がまだ分からない。だから最初から継続課金を求めず、まず一本だけ作品を見てもらう。そこで空気感や物語にハマった人が、もっと深く追う。
無料投稿との差について、本人は実際の出来事を下敷きにした話や、現実の知人が登場する企画、無料で広く拡散できない内容を有料側へ置くと説明している。無料版の単なる高画質・長尺版ではなく、そこでしか見られない展開を用意する。だからSNSの一枚で気になった人ほど、映像の先が知りたくなる。
ぷろたんとの関係と、カップル企画が見せた素顔
筋肉系YouTuber・ぷろたんの元交際相手として知った人も多い。本人が過去の取材で「最も反響が大きかった動画」として挙げたのは、刺激的な企画ではなく破局を報告した動画だった。内容は一緒に牛丼を食べるだけでも、ふたりの関係を追ってきた視聴者には大きな物語の転換点になる。
ここにもレイナの強みがある。視聴者は身体だけを見ていたのではない。関係性、言葉、距離の変化を含めて彼女を見ていた。作品において相手を完全には見せず、見る側に想像させる現在の演出にも、この「関係性を見せる力」はつながっている。

2022年、83万人のチャンネルが突然消えた
6年近く積み上げたメインチャンネルは2022年に消滅した。削除理由については時期によって報道の伝え方に違いがあるが、2026年の本人インタビューでは、管理権限を持っていた人物とのトラブルにより過激な動画が投稿され、一度で削除されたと説明している。

普通なら活動全体が止まりかねない出来事だ。それでも本人は、落ち込んだのは一日ほどだったと振り返る。すでにライブ配信事業が動いており、YouTubeは収益の本体ではなく入口だった。チャンネルが消えても「丸の内OLレイナ」という名前を検索し、別の場所まで来るファンが残っていた。プラットフォームの数字ではなく、名前そのものを資産にしていた強さが証明された瞬間だった。
- 岡山県に生まれる
3月22日生まれ。祖母のもとで育ち、小中学生時代はバスケットボールに打ち込む。
- 大学を1週間で中退し上京
学費全額免除の特待生だったが、片道切符で東京へ。ブログとアフィリエイトを始める。
- 丸の内OLレイナ誕生
平日朝8時の下着写真と連続する日記で、架空の清楚なOLの日常を作り上げる。
- YouTubeへ本格進出
動画を入口としてブログや有料コンテンツへつなぎ、登録者は一時83万人を超える。
- SNSプロモーション専属契約
LIART PROMOTIONとZEROが専属代理店契約を発表。活動規模がさらに拡大する。
- メインチャンネル消滅
6年近く運営したYouTubeチャンネルが削除。その後は事業とマネジメントへ軸を広げる。
- 『Unveil』で素顔を本格解禁
産後約3カ月で初グラビアに挑み、長年のマスクを外した姿を見せる。
- 第二弾写真集『Reveal』
旅館・浴衣・温泉を舞台に、100ページ超の全顔オープン作品を発売。
- 『テクノブレイク』発表
活動10年の集大成として、大人向け映像と恋愛リアリティショーを接続する企画を始動。
- 昭和レトロ写真集へ
堀江貴文の発案による昭和グラビア企画へ挑み、素顔での表現領域を広げる。
- 女体シャンパンタワー騒動
流出映像の最上段にいたと本人が名乗り出る。AI説、報酬、企画性をめぐり当事者の説明が交錯した。
- 親権の決着と子どもとの面会
親権は再婚相手側になったと報告。面会後も子どもと日本で暮らす意思を発信する。
マスクは色気の演出であり、コンプレックスを守る防具だった
長年の象徴はマスクだった。顔を全部見せなければ、見る側は自分の理想の表情を重ねられる。本人も、想像力を働かせるほうが色気が増すと考えていた。一方で、素顔を見せて期待を裏切ることへの怖さや、容姿への強いコンプレックスもあったという。
つまりマスクは、優れた演出であると同時に本人を守る防具でもあった。その二重性が、キャラクターに独特の切実さを与えた。見たいのに見えない。近いのに届かない。その焦れったさが、動画を一本、写真をもう一枚と追わせる力になった。
『Unveil』で素顔を解禁。産後3カ月で挑んだ初グラビア
転機は2024年。週刊プレイボーイのグラビアとデジタル写真集『Unveil』で、初めて本格的にマスクを外した。撮影時は第1子出産から約3カ月。結婚・出産後の「人妻産後グラビア」なら新しい物語になると考え、過去に断ってきたグラビア出演を受けたという。

現場で肯定的な言葉をかけられ、本人は素顔への自信を持てたと話す。見る側にとっても、長年想像の中にしかなかった目元の下、口元、表情の全体が初めてつながる出来事だった。『Unveil=覆いを取る』という題名通り、キャラクターの奥から本人が出てきた作品だ。

第二弾『Reveal』|旅館・浴衣・温泉が引き出した大人の色気
『Unveil』の反響を受け、2025年7月には笠井爾示撮影の第二弾『Reveal』が発売された。100ページを超える構成で、舞台は古い旅館。畳、浴衣、温泉、草むらという和の空間を使い、第一弾以上に素顔と身体の表情を前へ出した。

本人は動画なら動きで見せられる一方、静止画は一瞬だけで色気を伝える難しさがあると語っている。『Reveal』の面白さは、動画を知り尽くした人が、止まった一枚にどれだけ前後の時間を感じさせられるか挑んでいるところ。浴衣が少し崩れた瞬間、湯気の中で視線が揺れた瞬間。その前後を想像したとき、写真は静止しているのに頭の中では動き始める。
大人向け作品で刺さるのは「清楚な日常が崩れる瞬間」
丸の内OLレイナの色気は、最初からすべてを見せる派手さではない。整った服装、柔らかい表情、生活感のある場所。安心できる日常を先に置き、そのすぐ横に大胆な展開を忍ばせる。清楚な女性が、こちらだけに秘密を見せる。その落差が見る側の想像を強くする。
さらに、映像では相手の存在を感じさせながら、あえてすべてを説明しないことがある。本人も、相手を見せすぎないほうが見る側が自分の想像を重ねやすいと話している。受け身で眺めるのではなく、自分がその場面のすぐ近くにいるような感覚が残る。長く文章で読者を物語へ入れてきた人だからこそ作れる距離感だ。
現在SPLASH ONに登録されている作品には、「乱交」「巨乳」「ハメ撮り」といった強いタグが付いている。Instagramの整った写真や『Reveal』の美しい静止画から入ったあとに見ると、雰囲気の落差は大きい。きれいに見せるレイナと、設定の奥まで踏み込むレイナ。その両方を知った瞬間、プロフィールで読んだ十年分の物語が映像の熱へ変わる。

2026年GW、六本木から流出した一本の映像
2026年5月、丸の内OLレイナの名前は、それまで彼女を知らなかった層にまで一気に広がった。発端はゴールデンウィーク中、六本木の貸切スペースで撮影された映像だ。複数の女性が人間ピラミッドを組み、上からシャンパンをかけられる場面が匿名アカウントからXへ投稿された。
映像が実写だったこと、レイナがその場に参加し最上段にいたことは、最終的に本人と同席者の坂井秀人の双方が認めている。一方で、飲み会の場で決まった即興だったのか、数カ月前から仕込まれた企画だったのかについては説明が一致していない。ここを混ぜると出来事の輪郭を誤る。確定しているのは「撮影された」「流出した」「レイナ本人が最上段だった」という三点。企画性、報酬、流出経路、最初からの目的は当事者の主張として読む必要がある。
現場について坂井は、男性9人、女性6人だったと説明。レイナによると段構成は下に3人、その上に2人、頂点が自身だった。他の女性5人について、レイナは初対面で連絡先も知らないと話し、坂井はギャラ飲みや交際クラブを通じて手配された女性だと説明した。公開情報には氏名がなく、この記事でも特定しない。

5月2日から5日|AI説、本人の名乗り出、そして事実認定
5月2日、匿名投稿から映像が急速に拡散。坂井は当初、悪質な投稿として法的対応を示唆した。翌3日朝には専門家へ確認した結果として「AI生成の疑いが強い」と投稿し、真偽不明のままSNSを休止すると表明する。
空気を変えたのがレイナだった。同日、坂井だけが逃げようとしていると批判し、自分が受け取ったのはタクシー代名目の1万円だったと投稿。続けて「人間ピラミッドの1番上は私です」と名乗り出た。映像をAI生成として処理しようとする流れに、当事者本人が実写だと割って入った形だ。この投稿は調査時点で約3193万回表示、約1万7800件のいいねを集めたとされ、騒動の中心人物が坂井だけではなくレイナへ移った。
5月4日、レイナは坂井から届いたとするLINEのスクリーンショットを公開した。投稿削除の要請、炎上による経済損失への言及、飲み会の内容を口外しない暗黙のルールを訴える文面が含まれていたという。レイナは「AIでは無くリアル」と改めて明言し、もう関わりたくないと表明した。
翌5日未明、坂井はそれまでのAI説を撤回。「やったこと認めます」「動画は事実でした」と投稿し、同日中に謝罪動画を公開した。後の長文説明では、拡散の速さに動揺し、AI偽動画という説明で乗り切ろうとしたこと、Grokの判定を誘導しようとしたことまで自身で認めている。少なくとも「映像はAI」という初動説明は、本人によって撤回された。
5月7日の本人説明|なぜ最上段へ乗ったのか
レイナは5月7日、約5分の説明動画を公開した。冒頭で不快にさせたことを謝罪したうえで、最も多かった「なぜ1万円で参加したのか」という疑問に答えている。
本人の説明では強制ではなく、積極的にやりたかったわけでもない。坂井に恩を売れば今後のビジネスにつながるかもしれない、ここで断るより関係を作ったほうがよい――そう考えて自分で参加を決めたという。現場では率先して服を脱ぎ、最初にピラミッドへ乗ったとも明かした。その判断を美談にはせず、現場への率直な感想を「正直キモいなって感じ」と表現。シャンパンをかけられた瞬間には、力と金と身体の関係を突きつけられた感覚から「これが資本主義か」と思ったと語った。
この説明は、レイナという人物の危うさと計算高さを同時に映している。嫌悪感がありながらも、人脈や次の仕事につながる可能性を優先して自分から頂点へ乗る。終わったあとには被害者だけの位置へ逃げず、自分の判断だったと話す。賛同できるかは別として、彼女が十代から繰り返してきた「普通ではない場所へ行くため、その場で決断する」という行動原理は、ここでもはっきり現れている。
報酬はいくらだったのか|一致点と食い違い
レイナと坂井の初期説明は、レイナへ1万円が渡った点では一致する。レイナは後に、その1万円も現場で返しており「実質無料」だったと投稿した。返金についてはレイナ側だけの説明で、双方が確認した事実ではない。
他の女性5人の報酬はさらに食い違う。坂井は5月5日の説明で、時給1万5000円、チップ1万円、ピラミッドへの追加チップ6万円という内訳を語った。その後19日の動画では、5人とは契約し一人6万円を支払ったと説明している。レイナは、現場で高額報酬を見ておらず、他の女性がいくら受け取ったかは知らなかったと話した。したがって「女性全員が同じ条件で参加した」「レイナも6万円を受け取った」とは書けない。
5月19日、坂井が明かした「8カ月前からのヤラセ」
騒動から約2週間後、坂井は約28分の動画を公開し、一連の展開は2025年10月頃から約8カ月かけて準備した炎上企画だったと主張した。他の女性5人とは契約書を交わし、レイナにも事前説明して承諾を得ていたという。動画には「狙い通り」といったテロップも入り、AI説、謝罪、家庭危機までを含む物語だったという説明へ切り替わった。
しかし、これは坂井側が後から公表した主張だ。レイナは飲み会の場で参加を求められ、その場でビジネス上の得を考えて応じたと説明している。5月初旬の坂井自身の謝罪やLINEとされる文面とも緊張関係がある。企画だった可能性は否定できない一方、「最初から最後まで双方合意のヤラセだった」と確定する材料にも足りない。

| 争点 | レイナ | 坂井・初期説明 | 坂井・5月19日説明 | 本記事での扱い |
|---|---|---|---|---|
| 映像は本物か | 実写で、頂点は自分 | 当初AI説、5月5日に実写と認める | 実写だが企画だった | 実写である点は一致 |
| 事前計画か | 飲み会の場で求められ、その場で判断 | 別の男性への接待として実施 | 2025年10月頃から計画し、レイナも承諾 | 当事者の説明が分裂し未確定 |
| レイナの報酬 | タクシー代1万円を受け取り、その場で返した | タクシー代として1万円 | 他5人とは別扱い | 1万円の授受は一致、返金はレイナ側の説明 |
| 他の女性の報酬 | 金額は知らず、高額報酬を現場で見ていない | 時給・チップ・追加報酬を説明 | 5人と契約し各6万円 | 金額と条件は未確定 |
| レイナの参加動機 | 恩を売り、今後の仕事へつなげたかった | ファンの男性のために呼んだ | 炎上企画への参加 | 各当事者の主張として扱う |
| 騒動の経済効果 | 関連売上が3〜4倍、後に数千万円規模と発言 | 取引先や家庭への損失を説明 | 狙い通りだが着地は失敗 | いずれも本人申告で監査済みではない |
何がどこまで確かなのか
この出来事を読む際、最も大切なのは、映像の真偽と企画の真偽を分けることだ。映像そのものは実写であり、レイナが頂点にいた。ここは双方が認めた。一方、撮影前から炎上まで決められていたか、レイナがどこまで知っていたか、各参加者の報酬はいくらだったかは証言が割れている。
流出経路も確定していない。撮影者が複数おり、映像はグループ内で共有されたあと、さらに転送されたと説明されている。最終的に誰が匿名アカウントへ渡したのかは分からない。意図的なリークを含む企画だったという坂井の説明を採用しても、公開までの全経路が第三者に検証されたわけではない。
だからこそ、騒動の核心は「ヤラセか本物か」という二択では終わらない。本物の映像を使い、後からヤラセという物語を重ねた可能性もある。即興の出来事を炎上後にマーケティングへ転換した可能性もある。断定できない空白そのものが、何度も続きを見せる燃料になった。
Xでどこまで広がったのか|名前が事件を追い越した数日間
ファクトパックの調査時点では、レイナの「最上段は私」とする投稿が約3193万表示、LINE公開を伴う投稿が約1557万表示、本人の説明動画へ誘導する投稿が約725万表示、SOD本社に触れた投稿が約424万表示に達していた。数字は取得時点の概算で今後変動するが、通常のフォロワー範囲を大きく越えて届いたことは明らかだ。
拡散の中心にあったのは映像だけではない。「AIなのか」「なぜ本人が名乗ったのか」「1万円なのか無料なのか」「ヤラセだったのか」という、結論の揺れそのものだった。ひとつ答えが出るたびに次の矛盾が生まれ、見る側が検証者として参加する。丸の内OLレイナがブログ時代から得意としてきた「続きが気になる構造」が、本人の意図を越える規模で作動した。
炎上の着地|売上増、SOD、ホリエモンとの対談
5月14日の週刊ポスト取材で、レイナは関連商品の売上が平常時の3〜4倍になったと説明した。後の堀江貴文との対談を伝えた報道では、騒動後の成人向けコンテンツ売上が数千万円規模になったという本人発言も紹介されている。どちらも本人による申告であり、監査済みの数字ではない。ただ、騒動で集まった巨大な関心を、既存の販売導線が受け止めたという構図は、それまでの活動歴と一致する。
5月20日にはSOD本社を訪れたとする写真を投稿し、映像作品への新しい展開を示唆した。なお、レイナは2022年にもSODでのデビューを思わせる演出投稿をしているため、2026年が同社との初接点とは限らない。堀江との対談では、企画「テクノブレイク」シーズン2への接点や、新たな作品展開へ騒動をつなげる考えも語られたと報じられている。

ここで評価が割れる。強烈な批判さえ売上と次の企画へ変える実行力と見る人もいれば、注目のために身体と倫理の境界を下げ続ける「下品のインフレ」だと見る人もいる。どちらにしても、レイナは炎上をただ耐えたのではない。集まった視線が消える前に説明動画、取材、対談、商品へ接続し、自分の仕事の流れへ回収した。
年商5億、月収1000万円発言をどう読むか
レイナは複数の本人発信で、YouTube化後すぐに月収1000万円を超え、21歳頃に年商1億円、22歳頃から年商約5億円を維持したと語っている。Fantiaのファン数もサイト表示上では18万人規模とされ、「年間5億稼ぐ丸の内OLの企画塾」という講座名で自らの仕組みを教えた時期もあった。
ただし年商5億円は決算資料で第三者監査された数字ではなく、本人が繰り返し語ってきた事業規模として扱うのが正確だ。重要なのは数字の派手さだけではない。無料ブログ、YouTube、X、有料単品、月額会員、ライブ配信、自社サービスという階段を作り、チャンネルが消えても売上先が残る構造を持っていたこと。2026年の炎上後に売上が跳ねたという説明も、この長年の受け皿があったから成立する。
「テクノブレイク」と15Check|刺激の先を事業へ変える
2025年11月、レイナは活動10年の集大成として「テクノブレイク」を発表した。恋愛リアリティショーの形式へ大人向け映像を接続する企画で、表側の物語と会員向けの深い内容を二層に分ける。ブログと有料作品を分けていた初期の方法を、大人数の番組へ拡張したものとも見える。2026年2月公開の第1話は、ユーチュラ集計で8月下旬までに約60万再生へ達している。

もう一つの事業が、性感染症セルフ検査キット「15Check」のプロデュースだ。刺激的なコンテンツを扱うだけでなく、性に関わる健康課題へ商品で接続する。演者として注目を集め、その市場で不足しているサービスを自分で作るという流れは、チェリーライブの立ち上げと共通している。

国際離婚と親権|「母」と「成人向け表現者」が同居する現在
レイナの最初の結婚相手はYouTuberのぷろたんで、すでに離婚している。その後に再婚したシンガポール在住の相手は別人だ。2023年にシンガポール移住と再婚、第1子出産を公表し、2024年には第2子が生まれた。
2025年秋からは再婚相手との離婚と子どもをめぐる問題を本人が発信。2026年1月に子どもたちとシンガポールへ戻り、同年7月には親権が相手側になったと報告した。8月には子どもたちとの面会を公表し、てんちむ、あやなんとの動画で、親権を諦めず日本で一緒に暮らしたいという意思を語った。

同じ時期に、身体を使った炎上企画と、子どもを取り戻したい母親としての発信が同じアカウントから流れた。この並置に違和感を持つ人は少なくない。動画内でも成人向けの仕事を続けることへの厳しい意見が出たが、レイナは活動をやめる考えはないと答えた。母親になったから過去の仕事を消すのではなく、批判も矛盾も抱えたまま自分の職業を続ける。その選択が正しいかを代わりに決めることはできない。ただ、この対立から逃げず発信していることは、現在の彼女を理解するうえで外せない。
演者から経営者へ|「自分で場所を作る」という発想
大手ライブ配信サービスで配信した際、多くの視聴者が集まっても演者へ還元される割合に納得できなかった。それなら自分で作ると考え、ライブ配信プラットフォームを立ち上げた。YouTube消滅後も事業が崩れなかったのは、この判断が先にあったからだ。
2021年の時点ですでに、本人は表に立ち続けるより、クリエイターのためのプラットフォームを作り裏側へ回りたいと話していた。その後、大人向けライブ配信サービス「チェリーライブ」の運営、女性配信者の育成、マネジメントへ活動を拡大。刺激を売るだけではなく、演者が活動を続けられる仕組みそのものを作ろうとしている。

母として、経営者として、本当の自分を見せる現在
2024年の週プレ取材時には結婚、第1子出産、シンガポール移住を公表。2025年の取材では2児の母となったことが紹介され、2026年の本人インタビューでは、早朝から子どもの送り迎えと仕事をこなし、夜に再び会議や配信へ戻る生活を語っている。
私生活にはその後の変化もあり、本人は自身の動画やSNSで家族について発信している。ただ、長い活動を通して変わらないのは、仕事を中途半端にしたくないという姿勢だ。架空のOLから始めた人が、経営者、母、素顔を見せる表現者へ変わった。作り物のキャラクターを捨てたのではなく、その中へ現実の人生を取り込みながら更新し続けている。
アンチや嫌がらせを越えて、名前を残した強さ
活動初期には批判だけでなく、祖母宅への深夜の電話、自宅前へのごみ投棄、尾行などの嫌がらせも受けたと本人は振り返っている。それでも平日の更新を続け、SNSごとに見せ方を変え、ひとつのサービスが消えても別の場所で活動を継続した。
大胆に見える一方で、素顔には自信がなく、文章のほうが自分を表現しやすかった。強く見える一方で、マスクを外すまでには長い時間が必要だった。この矛盾が人物としての厚みになっている。完璧な女性が刺激を提供するのではなく、怖さや弱さを抱えたまま、人に見られる仕事を十年以上続けてきた。その背景を知ると、写真の表情ひとつにも別の意味が見えてくる。
これから目指すもの|表現者とプロデューサーの両輪
2025年の取材では、YouTube復帰企画や、動画からFantia・OnlyFansなどの本編へつなぐ構想、性産業に関する新事業の計画を話していた。2026年には、架空のキャラクターだけでなく、コンプレックスも含めた本当の自分を見せたいと語っている。
発信の形は変わっても、「人がいま求めているものを早く察知して作る」という軸は変わらない。演者として視線を集め、その視線がどこへ進むかをプロデューサーとして設計する。丸の内OLレイナを追う面白さは、完成した人物を見ることではなく、次にどんな場所を作るのかまで含めて見届けられることにある。
公式SNSの違い|どこから見ると楽しめる?
Instagramは素顔、ファッション、生活の空気を感じやすい場所。まず現在のビジュアルに触れたい人に向いている。Xは告知や近況を含め、Instagramより距離の近い言葉が流れる。過去のキャラクターを知りたいならインタビューや写真集へ、動いたときの間や視線まで知りたいなら映像へ進むと、同じ人物の見え方が変わる。
おすすめの順番は、写真で第一印象をつかみ、この記事で背景を知り、最後に一本だけ動画を見ること。経歴を知った後では、清楚な表情も、大胆な場面も、単なる一瞬ではなく「この人が選んで作った見せ方」として感じられる。
よく検索される疑問
丸の内OLレイナは本当に丸の内のOLだった?
現在の本人説明では、丸の内勤務のOLは架空の設定。清楚な会社員が秘密の一面を見せる物語として作られたキャラクターだ。過去のインタビューでは設定を守った回答もしており、活動時期によって説明の見え方が異なる。
なぜいつもマスクをしていた?
見る側の想像力を高める演出と、素顔へのコンプレックスの両方。2024年の『Unveil』で本格的に素顔を解禁し、2025年の『Reveal』では正面から顔を見せた。
YouTubeはなぜ消えた?
2022年に83万人規模のメインチャンネルが削除された。2026年の本人インタビューでは、管理権限を持つ人物とのトラブルによって過激な動画が投稿され、一度で削除されたと説明している。
2026年5月のシャンパンタワー映像はAIだった?
AIではなく実写。坂井は当初AI生成の疑いを主張したが、5月5日に実際の映像だったと認めた。レイナも一貫して実写であり、最上段にいたのは自分だと説明している。
騒動は最初からヤラセだった?
確定していない。坂井は5月19日に約8カ月前からの企画で、レイナも承諾していたと主張。一方、レイナは飲み会の現場で求められ、人脈と仕事を考えてその場で参加したと説明している。
レイナの報酬は1万円だった?
タクシー代名目で1万円が渡った点は双方の説明が一致している。レイナは後にその場で返したため実質無料だったと投稿したが、返金についてはレイナ側の説明のみ。
ぷろたんとシンガポールの元夫は同じ人?
別人。ぷろたんは最初の結婚相手で離婚済み。その後レイナは別の男性と再婚してシンガポールへ移住し、2人の子どもを出産した。
どの作品から入るのがいい?
写真としての美しさと素顔の変化を見たいなら『Unveil』『Reveal』。丸の内OLレイナらしい物語、距離感、映像ならではの大胆さまで確かめたいなら、登録されている大人向け動画を一本見るのが分かりやすい。
一本見ると、十年続いた人気の理由が身体でわかる
ここまでの経歴を知ると、彼女の作品は単なる刺激の強い映像には見えなくなる。朝8時のブログで「続き」を待たせ、マスクで想像させ、無料SNSと有料作品の境界を作り、83万人を集めても入口と割り切った。その十年分の技術が、視線、間、場面の切り替わりに詰まっている。
まず一本でいい。整ったSNS写真の先に、彼女が何を隠し、どこまで見せるのかを確かめてほしい。最初の場面で気持ちをつかまれたら、丸の内OLレイナが長くファンを離さなかった理由は、説明を読まなくてもわかるはずだ。
· SPLASH ON編集部